医院名:桶川中央クリニック 住所:〒363-0022 埼玉県桶川市若宮2丁目2-22 電話番号:048-786-6628

胃カメラでわかる病気

胃の病気

急性胃炎

急性胃炎アルコールの過剰摂取、痛み止めや抗菌薬など薬の服用、ストレスなどによって発症し、特に飲酒によるものが多くなっています。
飲酒後、あるいは薬の服用後にみぞおちの痛みなど胃炎の症状があった場合には内視鏡検査をおすすめしています。
急性胃炎は、的確な治療により改善し、症状が速やかに解消できます。

慢性胃炎

慢性胃炎の中でも、胃粘膜が萎縮する萎縮性胃炎はピロリ菌感染との関連が証明されており、胃がんリスクがとても高い状態です。
慢性胃炎では、びらんや胃・十二指腸潰瘍を繰り返し、持続的な胃の痛みを起こします。進行して胃粘膜が萎縮する萎縮性胃炎になると、胃がん(高分化型腺がん)になる可能性が高まります。 胃がんがある方のほとんどにピロリ菌感染が認められることから、感染している場合にはできるだけ速やかにピロリ菌の除菌治療を受けることが推奨されています。 健康保険でピロリ菌検査と除菌治療を受ける際には、内視鏡検査が必要です。内視鏡検査で慢性胃炎と診断された場合、検査中に採取した組織を検査して感染の有無を調べ、感染していたら除菌治療が可能になります。
内視鏡検査を受けないでピロリ菌検査と除菌治療を行うことも可能ですが、その場合には健康保険適用とならず自費診療になります。当院では自費診療の価格も抑えることで、より幅広い方に感染検査と除菌治療を受けていただき、胃がんで苦しまれる方をお一人でも少なくできればと考えております。

胃潰瘍

ピロリ菌感染によるものと、アルコールの過剰摂取や痛み止め・抗菌薬の内服によるものがあります。胃粘膜が深く傷ついた状態ですが、効果の高い抗潰瘍薬が登場しているため、出血の可能性が少ない胃潰瘍の場合は外来による治療が可能です。ただし、胃がんリスクが高い状態ですから、しっかり検査を受け、ピロリ菌に感染している場合には除菌治療をおすすめしています。

胃ポリープ

胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、炎症性ポリープ、腫瘍性ポリープなどに分けられます。腫瘍性ポリープは速やかな切除が必要ですが、他のポリープの場合は大腸ポリープと違ってがん化することが少ないため、内視鏡による切除をせずに定期的に経過観察で十分なことが多くなっています。若い女性に多い胃底腺ポリープはピロリ菌に感染していない、胃粘膜の状態がよい方にできやすい傾向があり、経過観察も必要ないこともあります。ただし、経過観察中にサイズが大きくなってきた過形成性ポリープや炎症性ポリープの場合、出血して貧血につながることが考えられ、がん化する可能性があることから切除をおすすめすることもあります。ポリープの種類は内視鏡検査で組織を採取して調べることができます。

胃がん

早期胃がん胃がんはピロリ菌感染による慢性胃炎から発生することがほとんどです。日本人は胃がん罹患率が高いのですが、ピロリ菌感染歴がある場合も定期的に内視鏡検査を受けることで早期発見が可能です。現在は、早期の胃がんで浅いものであれば範囲が広くても内視鏡による切除ができるようになっており、開腹手術に比べて大幅にお身体への負担が少ない手術で完治も見込めます。慢性胃炎の診断を受けた方、胃がんになったご家族がいる方など、リスクが高い方は定期的な内視鏡検査を受けるようにしてください。

ピロリ菌感染

ピロリ菌感染はまだ胃酸や免疫が弱い幼少期に起こるとされています。感染するとゆっくりと慢性胃炎から萎縮性胃炎に進行し、胃がんへと移行することがわかっています。ピロリ菌に感染していてもできるだけ若い時期に除菌治療を受けることでそのリスクを軽減できますし、人から人への感染があることから次世代への感染を防ぐことにもつながります。保険診療でもピロリ菌感染検査や除菌治療を受けることができますが、その条件には慢性胃炎の診断と内視鏡検査が必須とされています。当院では楽に受けられる内視鏡検査を行っておりますので、安心してご相談ください。

食道の病気

逆流性食道炎

胃酸やそれを含む内容物が食道に逆流して、食道粘膜に炎症を起こしています。胃と違い、食道には胃酸から粘膜を守る機能がないため、胃酸の逆流が炎症につながります。胸やけや咳などの症状があり、心疾患の可能性がない場合には逆流性食道炎が疑われます。逆流性食道炎は服薬で症状を解消しやすい病気ですが再発しやすく、繰り返すとバレット食道を経て食道がんに移行する可能性があるため定期的な検査が必要です。
現在は食の欧米化によって増加傾向にあるため注意が必要な病気です。

バレット食道

逆流性食道炎で食道粘膜の炎症が続き、扁平上皮が胃粘膜のような腺上皮に変化している状態です。食道がんのうち腺がんはパレット食道から発生し、欧米での食道がんはほとんどがこのバレット食道から発生したものとされています。日本でも逆流性食道炎が増加傾向にあるため、バレット食道から移行する食道がんが増加すると考えられています。バレット食道と診断されたら定期的な内視鏡検査を受けてください。

食道がん

みぞおちや胸の違和感、胸やけ、飲み込みにくさ、のどがつかえる感じなどの症状で受診されて発見されることが多くなっています。リスク要因として、高濃度アルコールの摂取、喫煙などがあります。早期発見により、お身体への負担が少ない内視鏡による切除が可能です。違和感があったら、早めに受診してください。

のどの病気

咽頭がん

咽頭は、鼻の奥にある上咽頭、口の奥にある中咽頭、食道につながる下咽頭に分けられます。
上咽頭は空気の通り道、中咽頭は空気と食べ物の通り道、下咽頭は食べ物の通り道であり、中咽頭には咽頭扁桃や口蓋扁桃、舌根、口蓋垂が含まれます。咽頭がんは発生した場所により、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんと呼ばれます。
進行した咽頭がんは大掛かりな手術や放射線治療が必要になるケースが多く、発声や食事に支障を及ぼすことがあります。ただし、早期発見により内視鏡的な切除による根治が可能で、その場合には発声や食事への支障もほとんど起こしません。

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