医院名:桶川中央クリニック 住所:〒363-0022 埼玉県桶川市若宮2丁目2-22 電話番号:048-786-6628

咽頭がん

咽頭がんとは

咽頭は「のど」の部分のことで、鼻の奥から食道・気管までの部分を指します。鼻の奥の上咽頭、口の奥の中咽頭、食道や気管の入口に近い下咽頭に分けられ、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんはそれぞれ症状や原因などに違いがあります。咽頭は呼吸、飲食物の摂取など生命の維持に不可欠な部分であり、顔や首に近く目立つ場所にできるがんですから、治療では機能性の回復だけでなく見た目への影響を最小限にとどめることも重要になります。

咽頭がんの症状

上咽頭がん

鼻、そして耳管の入り口に近いため、鼻出血、鼻詰まり、耳が詰まったような感じ、難聴といった症状が現れやすくなっています。進行すると視力など目の機能の障害、脳神経障害が起こることもあります。

中咽頭がん

飲み込む際の違和感、のどの痛み、話しにくさなどが現れ、進行すると強い痛みや嚥下障害、呼吸障害などを起こすことがあります。

下咽頭がん

飲み込む際の違和感が現れ、進行すると声がれ、血痰、のどや耳の痛み、嚥下障害、呼吸困難などを起こします。

咽頭がんの要因

中咽頭がん・下咽頭がんは飲酒や喫煙がリスク要因とされています。上咽頭がんはウイルスの関与が疑われており、一部の下咽頭がんは長期の貧血で発症しやすい傾向があります。 咽頭がんの中でも上咽頭がんはまれながんです。ホルムアルデヒドがリスクとなることはわかっており、その他にEBウイルス (Epstein-Barr Virus:エプスタインバールウイルス)やHLAの多型についても関与されていると考えられていますが、はっきりとはまだわかっていません。なお、中国や台湾などの東南アジア地区では塩蔵魚が伝統的に食べられており、幼いころから習慣的にこうしたものを摂取することでリスクが高くなっていると報告されています。
中咽頭・下咽頭がんは、喫煙と飲酒によって確実にリスクが高くなります。熱い飲食物を習慣的に摂取することも中咽頭がん、下咽頭がんのリスク要因であると見られています。また、中咽頭がんについては、ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)の関与を示す研究報告がされたこともあります。

当院の咽頭がん検査

当院の咽頭がん検査当院では、胃内視鏡検査で用いられるシステムやスコープを用いて、のどの粘膜を直接確認することができます。反射的にオエっとする嘔吐感を起こす咽頭反射や表面の痛みを起こさないように局所麻酔を行った上で内視鏡を挿入し、咽頭の粘膜をすみずみまで直接観察していきます。検査中に疑わしい部分があったら組織を採取して生検による確定診断を行います。中咽頭がん・下咽頭がんは食道がんや胃がんの合併を起こしていないかを調べることも不可欠ですから、食道や胃の粘膜もしっかり確認します。

047-411-5075 24時間WEB予約
一番上に戻る